高校サッカーから代表への道 期待値と実力値

高校サッカーの決勝戦。
今年は強豪の国見に怪物平山の活躍もあり、かなりの注目を集める中。
まさか、コンサドーレ札幌サポの話題が全国放送に乗っかるなんて。
取材を受けた赤黒サポは、今ごろ狂喜乱舞でしょうなあ。
札幌に入団するらしい桑原選手の話題という事でしたが。

平山選手が得点を重ねるなか。
桑原選手の見所は少なかったかなあ。
後半、国見が桑原選手にマンマークをつけるというアナウンスが。
なされたそのときに、二人のDF陣を掻き回そうともがいていた。
桑原選手の動きと、平山選手の得点に呆然として。
はにかんだように笑っていた様子が印象深いかなあ。

それとは反対に。
密着マークを文字通り、不可能にする平山選手に。
今現在のJリーグの最強DFとすぐにマッチアップさせたいなあ。
中沢選手か、若しくは知性派宮本選手を。

それ程、半径1メートル以内に誰も寄せ付けないオーラ、バリアを、
放っていた平山選手という所でしょうか。
まあ、今日は副官兵藤選手の活躍にも目を引きましたが。

平山選手は真の意味で密着マークを受けた事がないのだろう。
高校生レベルでは、身体やユニフォームにも触れもしないだろうし。
それが、精神的な余裕を生んで、
胸トラップの多用にもつながるのでしょう。
今の時点で、高木先輩（コンサドーレのOBでもある）より、
数倍以上の、足技と身のこなしの器用さを身に付けています。
まあ、身体的接触（圧力）を受けてどうかという所は、
これからの楽しみに残しておきましょう。

で、高校サッカーで活躍して、Jリーグ入りというシンデレラストリーが。
意外と、少ないような気も致します。
注目度の低い大学サッカーを間にはさんでJリーグ入りをしたほうが。
何か、良い結果を生んでいるような気も致します。

そして、ユースに五輪でスターに10代で祭り上げられてしまった選手の、
その後も芳しくないような。

いわゆる黄金世代のような団体（複数）になると強いですね。
個人で闘う種目も、団体で闘うような印象が。
マラソンとか、水泳とか、ノルディックの複合、ジャンプとか。

今、現在日本ナンバー１の中田英も。
高校サッカーでもユースでもナンバー１の選手ではなかったし。
アトランタ五輪でもレギュラーとは言えなかったし。
Jリーグでも強豪チームではなく。
実利（試合に出れる）を優先した聞いたことがあります。
セリエAに行ってようやく、高校の頃の戦略を思い出したようです。

中田英のデビュー当時から。
実力と結果で周辺をひれ伏して行く戦いの連続でしたから。
そう言う意味で、イタリアに行ってからの中田は。
順風といえるなあ。みんな味方になったしまったもの。
それが良い事なのかというのは、別のお話でしょうが。

で、高校サッカーやユース世代の選手は。
あくまでそのカテゴリの中での実力と結果であって。

真の実力と結果を出す前に世間に騒がれすぎてしまう。過ぎることが問題で。
こうやって、その片棒を私も担いでいるわけですが。

「その真の実力と結果」とは「J1かA代表」でしかないでしょう。
そう言う意味では大久保は所属チームでは結果を出していますが。
代表ではまだですね。
セレッソ大阪のサポが騒ぐ（？）の勿論OKでしょう。
所属チームできちんと結果を残している訳ですから。
それは、札幌サポの私がDF曽田のファンタジープレ−に騒ぐのと。
同様としたら怒られるかなあ。

ようは、期待値が実力値が混同されるのは、辛いのではないかなあと。

実力と結果を出し続けて初めて、
その選手への祝福と賛辞と批判を公にしたいなあ。

で、次々と新しいスターを作り上げながら、
古いスター（？）を、落とす作業を延々と繰り返すのかなあ。
まさか、はやくも大久保と平山なんて対決図をはやし立てることを。
マスコミは嬉々としてやりそう。

まあ、そんな繰言を軽々といなしていく。
武蔵坊弁慶ならぬ、義経平山選手でしょうか。

漏れ聞く、大学に進学して、J2の某チームという進路先は結構。
顔だけではなく、頭の中身も、中田英並みかもしれないなあと。