引退平均２５歳
「なりたい職業２位」
子供達の憧れにはほど遠いＪの現実という記事から。
１月１７日に、コンサドーレ札幌のイベントが札幌ドームで行われて。
心躍らせていってきたのですが。
地下鉄で向う最中に、普段はネットで済ましてしまうスポーツ新聞を、
２誌買いました。
柳下新監督の笑顔が１面に燦然と輝く道新スポーツ（産経スポーツ）と。
意外に、コンサドーレ札幌情報の紙面が大きい日刊スポーツとを。
その日刊スポーツの中での記事にＪ１とＪ２の選手の引退平均年齢２５歳。
という記事が目を引きました。
私の感覚的な引退年齢は２３歳ぐらいかなあと思っていたのですが。
ちなみに、野球は２９歳、騎手が３６歳、プロレスが４２歳、ゴルフが５０歳。
一流選手は現役生活も長いでしょうから、芽が出なかった選手は、
もっと早く引退を余儀なくされているのでしょう。
トライアウトもあるし、移籍が野球より繁雑に行われるので。
一概には言えないでしょうが。
２００３年１１月で時点で、２０歳以下で戦力外通告を受けた選手は。
Ｊ１で７人、Ｊ２で６人。
２１歳から２５歳では、Ｊ１で２２人、Ｊ２で２６人という事です。
Ｊ１、Ｊ２の登録人数の１４％に当たる１１８人が契約延長されていないと。
秋田選手や相馬選手や中西選手のように、次の場所がある選手はまだ良い
といえるのでしょう。
で、給料のほうも。
プロ野球の半分との事。Ｊ１トップの鹿島で年収平均３千万に届かず。
巨人と比べても仕方がないので、比べませんが。
平均年棒最下位の広島でさえ、１軍平均で５千万を超えています。
２軍を含めて全てという事でも、2600万強ですね。
という事で、コンサドーレ札幌の25人全員の年棒でも。
日本ハムの小笠原選手に及ばないという格差がついています。
まあ、今の札幌と比べても仕方がない事ですが。
そういう中での国見ＦＷの平山選手の進路先という事になるのでしょうね。
世界では、16歳から18歳で。
スーパースターへの足がかりをつかんでいる候補生もいますが。
現状の日本では、そう言う選手は今までには、生まれていません。
ユースからマラドーナが羽ばたいたように。
ユースから世界へ羽ばたく選手は日本にはいない。
中田英も含めて、小野も中村俊輔もユースで世界に招かれる事はなかった。
という事で、日本には圧倒的な選手はまだ生まれていない事。
そして、16歳から18歳では、まだ原石でもないし。
孵化していない卵にすらなっていないのでしょう。
だからこそ、難しいのかなあ。
受け入れる側のプロ側も。
真にプロサッカー選手として、
やっていけるかどうかの基準をクリアーしているかの。
見極めが出来ないのだろうなあ。
身体が出来あがっていて、技術に劣る選手。
身体が出来ていなくて、技術のある選手。
後で技術が付いてくる選手もいれば、伸びない選手もいるだろうし。
いつまでの身体が出来てこなくて技術を生かせない選手もいるだろうし。
札幌の山瀬とか今野とかの。
無名若手のものすごい伸び率を目の当たりにしていると。
日本のサッカー選手（に限らないのかもしれませんが）は。
18歳から21歳ぐらいにどれだけ、試合を通じ伸びるかどうかだろうなあと。
そうするとプロ入りした後で、実はそのレベルではなかったなんてことが。
多々ありそうだなあ。
まあ、野球でも。
甲子園で活躍をしたスターが3年かかっても芽が出ず。
甲子園で活躍せずとも、大学や社会人というレベルの低い試合経験を通じ。
即戦力でドラフト1位なんて選手を見るにつけ。
プロは選手を育てることが出来ないと、決め付けてしまおうかなと。
かえってアマの方が選手育成のノウハウを持っていそうだなあと。
3年に一度いや、毎年選手構成が変わる高校サッカーにおいて。
毎年、同じ戦術でチームを作りあげてくる国見高校なんて。
ほんとに凄いの一言です。
わが札幌もそういうノウハウを学んだ方が良いでしょう。
実の所、プロの世界が育成べたなのではなくて。
選手個人が自ら、成長していく世界がプロであって。
成長できない、技術を磨けない輩が身をおく場所ではないのでしょうが。
伸びてくる選手はどこでも頭角をあらわすもので。
そう言う選手には心配は要らないでしょうが。
そう言う個人だけではない所が問題なのでしょう。
そう言う選手は大学を通じ、世間を知り。
裏方や、体系的な物も学び、選手として活躍できなくとも。
サッカーかスポーツに関連したものに従事していくことも視野にいれて。
競輪のような、養成所（？）というか学校を出なければ。
プロの門を叩けないというシステムも。
真に怪物と呼ばれるようなサッカー選手を生む土壌にない日本には。
必要なのかもしれないなあ。
その年代が１６から１８なのか。
１８から２１では遅いのか。
１６から１８では高校サッカーとぶつかるからだめでしょうが。
