一姫ニ太郎

長女K(4才)長男A太(3才)次男U太(4か月)を授かった50代お父さんの日常(2014年6月現在)

フィーゴへのすさまじいブーイングと札幌サポの不幸(?)

まさしくすごかった。そしてそこで平然とプレーするフィーゴでありました。
それだけ、バルセロナへの愛とフィーゴへの愛が深かったのでしょう。
その行為の善悪は別としてです。

コンサドーレ札幌のサポは暖かい(熱いとは変換できない事に注目)といわれています。
でもねえ、エメルソン、ウィルに対してあそこまで裏切り者扱いは出来えません。
勿論、成立して6年目の札幌とバルサとを比べる事自体に無理があるでしょう。

詳しくはありませんが、バルサが長い伝統と歴史に彩られていると。
サッカー雑誌の立ち読みでなんとなくわかったふりをしてみようと思います。
そう、多分、チームを愛するという言葉が無理なく出てくるのがバルサでしょう。

札幌は、弱小チームの世の習いとして、選手の出入りが多い。従って今まででも。
ミスター札幌といえる選手がいなかった。
サッカーファンに聞いたとしても、札幌にどんな選手がいるか答えれる人は少ないでしょう。
毎年変わる選手達、私達は、なんのためらいも無く、毎年チームだけを応援している。
選手がどれだけ変わろうともです。6年あまりの歴史の中で。
発足当時から在籍している選手はもうすでにいない。どれだけの選手が札幌を去っていったか。
去っていった選手には結果として用無し扱いです。
今年から入った選手に対して猜疑心を持つ事はありません。
誰でも応援できうる我々札幌サポは、ある意味、無神経なのか、無邪気なのか。

首都圏のように、J1J2含めても、多種多彩なチームがあるわけでもない。
選手や、チームを選べる贅沢さを我々札幌サポは有していない。
あのチームのサッカーが好きだから、あの選手が好きだから。
磐田の攻撃、ボール回しが好きだから、という理由ではチームを愛しているわけではない。

別に、一生、同じチームを応援し続けなければならない理由はありませんよねえ。
今年は磐田、今年は鹿島なんて、浮気心を持ち合わせていても、別に罪じゃない。

札幌のサッカーが好きで応援しているわけじゃない。
札幌の選手が好きで応援しているわけじゃいない。じゃあ、何を応援しているのでしょうか?。

札幌の不幸(?)はチームありきが最初にきている事でしょう。
北海道初のサッカープロチーム。しかもプロ野球チームもそのころは無かった。
応援しなければならなかった。プロチームの灯を消してはいけなかった。
この想いが強すぎた事でしょう。

まずはスター選手に目を奪われ、そしていぶし銀の脇役にも心配りが出来うるようになり。
やがてそのチームを応援していけるようになる。
でも、自分の応援している選手の引退や、移籍を経験していく。
そこで、自分自身に問わなければならないでしょう。チームを応援し続けていけるのかどうか。
その繰り返しを味わいつつ、やがて、達観したわけではないのでしょうが。
チームを愛することが出来るようになると思います。

チーム成立の仕方も、サポの意識も、『かくありき』で、なければならないという無理が。
たたっての2度目の降格といえるでしょう。
チームを愛さなければならない。J1でなければならない。
こうまで、無理をしなくともいいのではないでしょうか?。

実のところ、バルサのような歴史を積む事が可能なれば。
今の苦しみも不幸とは言えなくなる日が来ると。
こんな事を信じてみたいと思っているのですがねえ。
私の世代では無理かなあとも思っています。
だからこそ、私達の気持ちが今試されているのかなあ