ゴール裏へのもやもや感。

30年間以上TV観戦でサッカーを見たきた私です。
母親が、静岡県藤枝市出身で、高校サッカーを見るのが、正月の日課。
藤枝東が出てくれば大騒ぎでありました。
一方、父親といえば、大のスポーツTV観戦好き。サッカーは天皇杯、実業団サッカーを。
釜本選手の晩年をかすかに覚えているだけです
　
で、96年から、コンサドーレ札幌を応援し始めたのですから。
これは、私のサッカー人生（？）からいって、こちらのほうが短いほう。
ちなみに、W杯は82年のスペインから。そう黄金中盤のブラジルが、はかなくも散った大会です。

まあ、だからといって、サッカーに関して詳しいかといえば。
戦術も、システムも未だにわからない。
3−5−2だとか、4−4−2なんて、未だにわからない、というか興味がありませんと。
いうのが正しいところです。

日本人でいえば、ラモス、木村、に金田。ジーコにプラティニにバルデラマ等々。
個々の選手の個々のプレーにしか、目が行かないのですね。
三菱ダイヤモンドサッカーのブンデスリーガーの試合を含めて。
かなりの試合を見てきたはずですが、多分何の蓄えにもなっておりません。
そう、トヨタカップでのフラメンゴの10番、ジーコのスルーパスが。
私の人生を決めたものといっていい。

そう、根本的には私のサッカーの見方は。
スター選手のプレーに一喜一憂するミーハ−的なものから、卒業できていません。
さんまと一緒かなあ。

で、私は厚別や札幌ドームのゴール裏にたまに、在籍しているのですが。
此処は、コンサドーレ札幌を愛し、信じている人達のみが存在できうる場所。
共に戦う人達以外は近寄っては、いけないところです。

私は、偶々サッカーが好きで、北海道というサッカー不毛ともいえる地で育った。
そこに、6年前、東芝が、コンサドーレ札幌と名を変えてきたのです。

それは、見に行くでしょう。
トヨタカップ以外でプロのサッカーの試合を、わが町札幌で見れるのだから。
そして初めての厚別は、国立競技場とは違ったものでした。
そこから、始まった。
でも私はコンサドーレ札幌を愛しているとか、信じているとはいえそうも無い。
勿論、応援はしているのですが。
単に素直になれないだけかもしれません。
でもねえ、生粋の日本人の私が、愛している、信じているなんて臆面も無くいえるわけもない。

ゴール裏は特別な場所だそうです。此処は12番目の選手が選手と共に戦うところ。
でも、私はそれ以前から、そのようなサッカーの見方をしてこなかった。
というか、そういうところだともしらなかった。

ゴール裏は特別な場所。でも何気なしに,いける場所でもありません。
席に座らないで、起って応援しなければなりません。
地蔵のように黙っていてはいけません。声を枯らして応援しなければなりません。

サッカーの見方はこれだけではないですよねえ。
もっと、昔の私のように自由にサッカーを楽しんでいいはずです。

ゴール裏の料金、なぜか一番安い。特別な場所なのに一番安い。
自由な立場で観戦できうる場所はこのゴール裏より高く料金が設定されているのですね。

ゴール裏以外で何気に観戦しようとする人達はゴール裏と差別され。
蔑まれ（？）高い料金を払わなければならない。これっておかしいでしょう。
プロレスでも良い席は、べらぼうな値段を要求していますよね。
ゴール裏が一番良い席なら、一番高い料金を払うべきです。
チームを愛し、信じ、チームと戦う気概のある人達なら。
チームの財政を健全にする提案にはすぐに賛成していただけるでしょう。

今の札幌ドームはゴール裏のみ満席となり、後はガラガラに近いとある所に書いてありました。
これって良い事なのかなあって。
サッカーを自由に見れる人達、また、別の角度から自由にみたい人達が。
競技場に気軽にお寄りいただけるようにしたいよなあ。

選手寿命の短いサッカー選手。
一流といえない特に弱小チームコンサドーレ札幌に在籍するような選手の年棒は。
普通のサラリーマンと同程度です。
そしていつ首になるかわからない不安定な生活を行っている。
自分の夢と好きな事でおまんまを食える幸福な人達であることは確かです。
が、人に夢を託し、愛や信じる心を押し付ける我々ゴール裏ほどは能天気で。
いられないのもまた事実でありましょう。

たかだか、6年余りの歴史です。ゴール裏だけが突出していく光景は異様かなあ。
自分も含めて、何でみんなゴール裏に来たがるの？。試合を見るには厚別は特に見難いのになあ。