一姫ニ太郎

長女K(4才)長男A太(3才)次男U太(4か月)を授かった50代お父さんの日常(2014年6月現在)

サッカーと色の関係


競技場に入場して一番目立つもの、そして目を奪われるもの。
といったら、ゴール裏に彩られた色でしょう。

一番は浦和の赤で、新潟のオレンジの勢いも凄いようです。
一時の赤黒もかなりのものでしたが、いまや落ち着いてしまったかなあ。

サッカーと興奮と熱狂にカラーというものがついて回るのではないかなあ。

たぶん一生忘れることはないでしょう。
浦和の選手のプレーを思い出すことはないと断言できるとしても。
厚別と札幌ドームでのあの浦和応援団のあの破壊力のことは。
本当に札幌ゴール裏の面々は、あの時恐怖に震えたと思う。
僕たちは押しつぶされてしまうのではないのかと。
いくら声を張り叫んでも、浦和の応援を消し去る事はできなかった。
たぶん1000人近くの浦和サポと。
その何倍もいるであろう札幌サポの戦いは。
明らかにわれわれの完敗であっただろうと思う。

私たちの存在を消し去ってしまいそうなあの応援に。
ホームを汚されたようなそんな気がしたのです。
(もちろんそんなことはないのですが)。
我々は何の為にここにいるのかと。
あそこまで追い詰められる事はなかっただろう。
何度となくj1を降格する戦いをしてきたけれど。
本当にあの時は選手以上にもしかして必死だったのではないかなあ。

あの野太い声量とともにあの赤もその一役を担っていると思う。

スポーツと色の関係性という事で言うと。
勝手な思い込みかもしれませんが。
野球よりもサッカーの方が濃い関係を持っているといえないかなあ。

で、その色に興奮しているというのか。
もしかしてそのチームが好きになるというのも。
その色自体を好ましく感じるのが最初なのかもしれないと。

こういう私も、赤と黒という配色を好むようになったのも。
コンサドーレ札幌を応援し始めてからだもの。
赤のTシャツは数え切れないほどあるし。
赤と黒のパーカーもユニクロで買ったし。
下手の横好きでたまにするゴルフバックも赤と黒だし。
ゴルフのときの帽子も赤なんだなあ。

今もっている携帯もso504iの黒で。
分厚くて重いこの機種にしたのは。
最後まで鮮やかな赤にしようかと思って迷って迷って。
最後に赤じゃあ目立つからと機種だけこれにして。
今では赤にしておけばよかったと後悔している。

それまで赤なんて配色が身の回りに全然ありえなかった私なのに、ねえ。

J2の時の川崎フロンターレとの戦いも。
あの室蘭での残留決定戦、神戸戦に福岡戦も。
室蘭入り江競技場の寒さと強風とカラーの思いでは絶対頭の中から。
消えないだろう。


そのイメージなり記憶と匂いの連鎖の積み重ねから。
何かが生み出てくるのだろうと思う。

そういうコンサドーレ札幌も。
東芝からチームを一新しているわけで。
他のチームも大なり小なり前身チームを持っているわけで。
その匂いを打ち消して成り立っているということもあるでしょう。

その悲しみなり記憶を僕の世代で最後にしたいなあ。
後はどんどん積み重ねていってほしいなあと。


伝言板にも書き込みいただいたあきらたさんに
触発されての文章です。
だからといって何かできうるというわけでもないし。
私の中でのチームと色の関係というだけに終始してしまいました。