一姫ニ太郎

長女K(4才)長男A太(3才)次男U太(4か月)を授かった50代お父さんの日常(2014年6月現在)

ポルトガルD組1位対オランダC組2位 1対0 試合内容には触れず、日本代表のことを。

両チーム4人退場。
圧倒的に攻めるオランダ。

91年ワールドユース優勝、ポルトガル版の黄金世代の生き残りフィーゴ
72年生まれ、今年34才になる。一度代表チームを離れながらも。

ポルトガルの黄金世代、W杯では期待した結果を今までは出せなかった。
欧州予選を突破するのもそれだけ厳しかったのだろう。
一つの世代の熟成だけでは、W杯の強豪国と伍して闘うのは無理なのかも。
W杯にやっと出たのが前回の02年の日韓大会から。
しかしルイコスタも要しながら期待の結果は出せなかったなあ。



日本の黄金世代のカリスマ 中田英寿さん。
直接の黄金の世代は小野さん、小笠原さんの年次になるのだろうけれど。
77年生まれの29歳 2010年 33歳となる。


日本の黄金世代は、ポルトガル版まできていないと思う。
世界的な選手はいないといって良い。
今回の大会で小野さんと俊輔さんが光り輝くと思っていたのだけれどなあ。



今の黄金の世代の面々は、世代交代時に年長のライバルと切磋琢磨していない。
日韓大会も厳しい予選を経験していない。
そして今回も厳しいライバル争いを経験していない。
舗装されたアスファルトの道を高スピードで走ってきたのだと思う。


秋田さんや名波さんに打ち勝って代表の座を射止めたのではない。
若いうちから、エリート教育を受けて闘ってきた世代。
そういう人材ではない芽もでてきていると思う。
Jリーグの切磋琢磨ででてきた千葉の巻さんとか、大黒さんとか。


で、下の世代は、黄金世代がしかも若く成長期の人材がほとんどのため。
活躍の場を代表では与えられなかった。
それは、才能の差なのだろうか。
極端なことをいえば、生まれた時代の差。
上にライバルとなる世代が少なかった黄金世代。
あるいは、五輪からの代表への出場の場、育成場の場を与えられていたという事かも。
しかも自動的に。

黄金の下の世代が、上に駆け上るのは並大抵のことではないだろう。
中田英寿さんの代表デビューは20歳のとき、それより困難を極めるだろう。


ジーコさんの次はまだ誰になるかわからない。
その前に功労者川淵三郎氏を快く日本の蹴球界から送り出すことが先でしょうが。


今現在の代表の皆様には、心身のリフレッシュをしていただいて。
4年後のことなんか考えて欲しくない。
所属チームに戻ってもらって、全力でチームに貢献して欲しい。
名前だけの海外組みではなく、きちんと活躍する場を求めて欲しい。

次の五輪のメンバーを選抜してその闘いをはじめる事になるのだろう。
そこからの育成を。

今現在の代表のメンバーを親善試合という花相撲に呼びつけて。
所属チームでのコンディションを調整できないような事をして欲しくない。
札幌ドームで試合があるそうですが。
今回の代表のメンバー以外で闘ったほしいなあ。

今のメンバーを捨て去る事ではない、勿論。
彼らの能力はもう十分4年いや8年かけて理解している。


2010年の大会のときに。
予選の危機のときに、その力が必要になるときがあるはずだ。
フーィゴさんのように。
黄金世代の選手としての力量は今が最高かもしれない。
でも、それが日本代表の力として最高のものとは今回ならなかった。
それを嘆く人が多いのは勿論うなずける事だけれど。

ポルトガルフィーゴを見て、何かを感じずにはいられなかった。