一姫ニ太郎

長女K(4才)長男A太(3才)次男U太(4か月)を授かった50代お父さんの日常(2014年6月現在)

水戸戦を終了して(厚別競技場)


1対2の負け。
個々の1対1の勝負で完全に負けている。
技術でも動きでも戦術理解でも。

5月19日(水)19時過ぎのキックオフという事で。
平日のナイトゲームで、ううむ、やはり、並びは少なかったなあ。
まあ、昔を思い起こせば、試合開始前4時間前=入場2時間前に。
厚別に到着して、数十人しか並んでいないという普通の状態に戻ったと。
言う事なのでしょう。

連れとの話でその普通の状態が、異常事態となったのは。
厚別での磐田戦、あの1対6でコテンパンにされた試合からだと。
いう事を思い起こさせてくれたのですが。

17時に競技場に入場して。
その風の強い事といったら、これだけの強風はあまり記憶がないなあ。
その寒さにはさすがに辟易して、ゴール裏から避難して。
アウエーゴール裏を覗きに行くと、こちらは風がほとんどない。
まあ、アウエー側からホーム側に厚別特有の風がなびいているというには。
強い風で、北海道の5月とはいっても、これだけの寒さは体に堪えます。
確実15度以下という感じで。
温まるために、天ぷらそば450円を食して。お客が入場する様子が見えて。
寒さをしのげる位置で、いろいろ談笑。
18時半前に、ゴール裏に戻って、連れのジャンパーを借りて寒さをしのぎます。
その色はオレンジだったのではありますが、寒さには敵いません。

で、19日の試合のお話を今なんでしているかというと。
珍しく、試合の中継録画を見ているからです。
解説の野々村さんの淡々とした口調にもの悲しさを感じながら。

ここ数年のことですが。
試合をドームなり厚別に見に行った場合に。
TVで試合の模様を確認の意味で、見直すという作業をしていません。
TVで見てみたら、ゴール裏からのアングルからは、わからない部分も。
はっきりする事はわかってはいるのですが。
TVでの視点はボールの居場所のみとなってしまうので。
あえて、見ない事としていましたが。
なんとなく、TVで、自分の見た感覚とのずれを確認しても良いかなあと。
思ったのですが、やはり失敗だったようです。

コンサドーレ札幌の試合はTVでは見るものではないなあ。
だって、ボールの動きだけを追う視点で行けば。

ボールを追い越すプレーや、パスが連なるプレー等々がまるでないのだから。

ボールの方が速いに決まっているのだから。
ボールを追い越す動きなんてあるわけがないのですが。
そういうプレーをして得点をとったのが水戸の選手ですね。

DF25番須田選手がボールを持って上がり、MF8番の関選手に預けて。
そのまま25番がボールを追い越してそのまま駆け上がって。
その8番にボールが戻ってきて(?)、センタリング。
FWの10番樹森選手のシュートという一連のプレー。

札幌の選手はスペースに動けない。
パスした後もその位置に踏みとどまるだけ。
パスの出所もないんですね。
そして足元にボールを欲しがっている。
で、足元にボールをもらっても、敵にプレーシャーを受けると。
反転して前を向く事ができない。
これでは攻撃はできない。
横パス、バックパスしかでない。

ゴール前敵陣深くに攻め込み、センタリングをあげるという事を。
札幌以外のJ2のチームはお約束としてできているようです。
少ないとも札幌の対戦相手は。

そこからのシュートの精度、FWの質に問題点はあるようですが。

で、札幌にはそういう一連の動きはオートマチックにはできないようです。
ゴール前にボールを運んでも、敵陣深くに入り込んだというのではなくて。
しかもサイドにボールを散らすという事でもなく。

前を向いて1対1の勝負に持ち込めないので。
サイドに、逃げて、ゴールから遠ざかってしまっているとしか見えません。
だからサイドに逃げて袋小路になるだけで、ボールを獲られるのみ。



そしてホームでの地の利を生かす事もできない。
厚別特有の風を利用できない。
そして今日の風は特別に強かった。
その風を計算に入れてのプレーをしているのは水戸でした。
いや、そういう技術が札幌にないだけだったかもしれませんが。

風上にあった水戸が、どんどんロングボール蹴って。
札幌ゴール前奥深くに攻め込んで行くシーンは前半結構ありましたが。

後半の札幌にはそういう精度の良いロングボールは皆無に近かった。
ゴールラインを割ったり、FWに届かないものばかり。

水戸の8番関、9番小林、10番樹森、11番磯山、14番栗田選手は個々の場面で、
1対1で勝負を仕掛け。
確実に札幌の選手の上を行っていましたし。
上手いなあと思いました。
きちんとボールを自分の物とすることができうるなあと。
切り返しの速さ、的確さと、ボールを持ったときに前を向く事ができる事。
これは札幌の選手には望めない事なのかなあ。


密かに期待していたMF19番鈴木智樹も試合開始10分程度しかその片鱗を。
見せれなかった。


試合開始前からゴール裏は。
応援の予行演習を(連れがいないときにアウエー側で見る事があるのですが)
その試合前の応援のボリュームが一番大きい事を私は知っています。

さすがに90分間叫び、サルトする体力がない私は。
前半とか、試合前は体力を温存するために、コールするだけの事が多いのですが。
この寒さには我慢できないので。最初から飛ばします。
体を温めなければならないので。
全開で飛ばして体を慣らして、オレンジのジャンパーを脱ぎ捨てて。
試合開始に臨みます。
そこですでにバテタという感覚もあるのですがね。
水分の補給もきちんとして。

まあ、そのあと、前半戦は、やはり体力温存でコールとサルト半々で。
で、後半に望むというパターンです。

これで何連敗目かなあ。
あえて数えようともしませんが。

そういう中でも、未来の山瀬や今野のようになる選手の息吹が。
あることを確信して応援していこうと思うのです。

まだまだチームが強くなると思えるまでには時間が必要かなあ。

それからチームが強くなる段階と。
そして勝つ事ができうる段階とが待ち受けているのだから。
やりがいがあるというものです。

なんて書いても、負け犬の遠吠えか負け惜しみしか聞こえそうにありませんね。