一姫ニ太郎

長女K(4才)長男A太(3才)次男U太(4か月)を授かった50代お父さんの日常(2014年6月現在)

横浜Fマリノス戦イン札幌ドームを終了して

ほんとに久しぶりのサッカー観戦。
いつものように、ペットボトルを3本用意。
しかし、試合始まる前に、1本飲み干してしまう私は、
札幌ドームの圧迫感が正直あまり好きではありません。

観客数は2万5千強。平日にしては良く入りました。
指定席の一角がぽっかりと空いていたのは、チケットが販売させていなかったのでしょうねえ。
(そんなわけありませんが)

試合前の練習中の選手に対してゴール裏は選手名をコールしていきます。
まずはGKの佐藤洋平から順々に。それに答えてくれる選手達。ほんとに久しぶりだなあ。

で、たいていの選手達は、軽く手を挙げるて程度。ある選手だけが違いました。
40代近くでないとこの例は分からないかもしれませんが。
そう西郷輝彦。時代劇でおなじみですが、歌も歌っています。
『好きなんだけどー』といって合いの手を打つ西郷輝彦じゃなく、小倉隆史
手を顔の横に、そう耳に高さに持っていってコールあわせて、パンパンと。
まずはこれが小倉のプレー(?)に苦笑したプロローグだったのですねえ。

誰もが東洋のバッジオがいないとはいえ、
首位の横浜Fに対して勝てるとは思ってはいないでしょう。
でも我がホーム、我がゴール裏の力が結集すれば、
何かが起きてもおかしくはないと、
いや、起こさなければならないと決意していたと思います。

やはり、ホームの威力です。なんと札幌が先制。
明らかにゴール裏に安堵感からくる、ざわめきは流れ始めます。
まだ試合が始まったばかりだというのに。
その後、横浜がシュートがポストに嫌われるシーンの連続。明らかに横浜Fが試合を支配。
でも、前半のうちに札幌が2点目をゲット。あらあ、これはこれは。。。
前半終了直前。大森のナイスセービング(?)で無得点に。これは金星かと。

でも後半延長と入り、やはり最下位と首位の地力の差は出てきましたね。
ジャディウンソンは前をむいて、キープのできうる選手。
何度も突っかけていきました。攻めの形を見ることはできたかなあ。今までよりは。

バーヤック。後半終了間際の曽田からのパスをドフリーではずしてくれました。
しかも思い切りふかして、枠の遥かかなたへ。
その後同点になってしまうのだからねえ。バーヤックのプレーで気になる点が一つ。
トラップが硬いかなあ。やわらかいタッチで、ボールを自分の物にできない。
どうしても、トラップが大きくなる為、プレーが遅くなる感じ。

そしてゴール裏の非難を全て背負っていました小倉。周りに敵も、
味方さえもいないのに、前を向きボールをキープしようとしないで、
ダイレクトプレーをしています。それが 味方に通じない。
片思いのプレーなのですね。しまいには、
ボールをキープしようとしない小倉にマリノスの選手が擦り寄ってボールを,
後ろから奪い取ろうとします。それで取られてしまうのですね。
それに対して小倉自身が味方に対してアピールするも誰も見てはいない。
後半終了間際、曽田と交代するのですが、監督と選手からの信頼を失ったでしょう。
次節の先発は無いかもしれませんね。

柱谷にイバンチェから、先発メンバーを言い渡されている小倉。
札幌では数少ないボールを扱う技術を持つ選手です。
どちらかといえば、
汗っかきの肉体労働者的選手が多い札幌だからこその先発起用なのでしょう。
ゴール前の敵味方が密集する地帯でなら、
自らのシュートという選択肢を含めた、
トリッキーなダイレクトプレーにも効果はあるでしょう。
でもセンターサークルを越えていない所での自慰行為的パスは何も意味もちません。
DFを含めた全体の押上げを阻害するだけですね。
何本かは前を向いたゴール前のパスに見るべき物はあったと思います。(かなり贔屓目で)
でも、一応はFWなのですから、シュートを打つ意識がなければ、
存在する意味がありませんね。別に始終走り回る事を要求する必要はないと思いますが。

で、札幌の問題点はその異分子、小倉を小倉自身ですらもてあましている事ですね。
そしてそれ以外に異分子が見当たらない事でしょう。
それはゲームをコントロールできうる選手の存在です。皆走り回るだけなんですから。

そりゃあ、90分間走り回れば、誰でもバテますよ。
チームとしてのペース配分を指揮でき得る選手が必要です。
何も司令塔がいるという事ではないです。前半で2点差。
これは、ずるして、休むべきです。ゆっくりボールをキープしてまわすだけでもいい。
そして、相手のミスに乗じて速攻かければいいのですが。90分間同じく攻めようとしてしまう。

二人の新外国人選手は、エメやウィルほどではないでしょうが、
充分戦力となりえる事がわかった事は収穫でした。

で、それはゴール裏にも言えること。この試合はホームの地の利を生かした試合でした。
数試合、得点の取れなかった札幌が前半で2得点も挙げたのですから
ホームの声援を背に実力以上の物を出したのは間違いのないところでしょう。

で、2得点を取った所で、ゴール裏も、勝ちと言う目的に向かって、
ゲームをコントロールする事ができたらなあ。
いつも、120%がんばれ、走り続けようでは
選手が久しぶりのホームの声援に舞い上がってしまい、
イケイケドンドンのままでペースを変えることができません。
そして、だんだんと足が止まり、DF陣がズルズルと下がっていってしまう。
そして佐藤洋平孤軍奮闘しているうちに集中砲火を浴び、
こらえきれずに失点するという敗北の方程式をどうやって崩すかですね。

ゆっくりやろうよ、慌てるな、さぼろうよ、ボールをキープしようよ。
時間をつぶそうよ。なんてメッセージを時には送る事ができたらなあ。
そういう意味では新監督もチームを掌握しきってはいません。
そのような選手交代を行う事はできませんでした。
またそのようなメッセージを送れるような選手交代とか、
スーパーサブ的選手も曽田以外には見当たりませんが。

後は、セットプレー、特にコーナーキックでの狙いどころがありません。
一応小倉という所でしょうが、なんかピンときませんね。
敵DF陣は怖さを感じないでしょう。

得点の全てが札幌も横浜も、アウエー側ゴールで行われた為、
ゴールシーン等の詳細はこれからスカパーを見て確認したいと思います。