一姫ニ太郎

長女K(4才)長男A太(3才)次男U太(4か月)を授かった50代お父さんの日常(2014年6月現在)

Jリーグとしてどこに向かっているのか。

Jリーグの立ち上げのきっかけは。
プロ韓国になす術もなく敗れたことがきっかけであった。
木村和司さんの伝説のフリーキック
まさになす術もなく敗れた試合の相手はプロ韓国。
その次のW杯アジア予選も同様だった。

Jリーグ百年構想という美しいお題目はすばらしい。
それを否定するわけではないけれど。
プロ韓国に負けない代表を作るため、アマチュアには限界がある。
代表選手も指導者も同様に感じたからJリーグが誕生したのだと思う。


Jリーグのチームは地域密着とか、スポーツ文化の発展とかいろいろお題目があると思う。
そのためにも選手が現役として10年以上活躍できる環境を作ることだと思う。
だからこそ、選手がチームを愛しているというお題目に素直には頷けない。
チームより自分自身の選手生活だと思うから。
今現在Jリーグにどれだけ選手がいるかどうかはわからないけれど。
10年現役をできうる選手がどれだけいるか。
選手の供給とJリーグのチームの数があっていないように思えるなあ。
多分、J1のチームの数が2,3チーム多いのだと思う。
J1とJ2を行き来するエレベーターチームが存在しているような気がするから。
そういうエレベーターチームがリーグの活性化に繋がっているかのか。
もしかして選手とチームの疲弊に繋がっているのか。

J1とJ2の差。
J2とJFLの差。
どちらの差が広いのかなあと思う。
JFLに元Jリーガーが存在している現在。
もしかして、J1とJ2の差のほうが広いのではないかという懸念があって。
それが天皇杯にも現れているのかなあと。


将来的にJ3ができた場合。
J2とJ3の昇格、降格は今の天国と地獄以上のものが待っているような。
その扱いにも注意が必要な気がいたします。

野球の裾野に比べれば、圧倒的に人材の確保が難しい蹴球界だと思うのだけれど。


今現在の王者、浦和さん。
このチームの選手たちは、声高らかにチームを愛しているといって良いチームだと思う。
でも、多分、まだまだだ。
どんな選手が出ても、最強条項に抵触しない選手を要していないようだから。
日本代表のエースFWが控えに回る、またはキャプテンも控えに回るそんなチームになっているといってよいのかな。
浦和さんのベンチには日本代表がごろごろいるようなそんな状況になれば。
そして付け加えれば、セレソンが在籍しているとかしていれば。
最強条項なんてことは誰も言わなくなっているでしょう。

日本代表のエースFW=Jリーグ一番のFWという公式が成り立ったことがほとんどないのだから。
そういうことが起こりうることは当然のこと。

浦和に移籍しても、レギュラーとして出ることがないとわかっていても。
現在所属しているエースFWに地位を捨て去っても移籍していくそんなチームが。
日本にも出てきた、そんな過渡期の現在だと思う。


で、問題が、Jリーグ自体の立ち居地だろうなあ。

セリエAとかプレミアとか、という文字通りのビックリーグを目指そうとしているのか。
これには無理ありなんだけれど。目指すことは止められないのかも。
これを目指しているように見えるから問題なのかも。

欧州のビックリーグとは違うリーグを目指そうとしているのか。
でも、近くにビックリーグはないなあ。

または、南米のリーグのように欧州への選手供給基地としてのリーグを目指すのか。
これも無理があるよね。それだけの選手を輩出できえないのだから。


一番たぶん、目指さなければならないのは。
欧州文化圏、南米文化圏があってアフリカ文化圏もあるかもしれないけれど。
アフリカは選手供給先として成り立っているとは思うけれど。
それ以上のものとして成り立つかどうかは欧州に近すぎることが逆にネックとなって。
まだよくわからないと思う。
南アフリカW杯がどう出るかしだいなのかなあ。


で、選手供給先としては一番可能性は小さいけれど。
アジア文化圏として成り立つ可能性はアフリカよりも高いと思う。
欧州や南米から遠いということが利点となってね。

そのリーダーにならないといけないのが、Jリーグいや浦和さんなんだと思う。

浦和さんがアジアにおける輝かしいブランドにならねばならない。
そのことがJリーグの価値を高めることにつながっていく。
日本代表ではだめだと思うなあ。
と勝手に思うのだけれど。それは多分少数派かもしれない。

走り回らなければならない蹴球をしなければならない日本の蹴球は。
11人で戦うなんてことは無理があると思うから。
ベンチ入り、所属選手すべてが最強にならないと。
最強ということではなくて。
すべての人的資源を使う蹴球ということになると思うのですが。
蹴球強国と伍して戦えないと思うのです。