一姫ニ太郎

長女K(4才)長男A太(3才)次男U太(4か月)を授かった50代お父さんの日常(2014年6月現在)

岡田監督のことを語っている場合ではないですが


冷夏の続く札幌。
今日、初めて夏がきた。29℃いや30℃を超えたかも知れません。
で、コンサドーレ札幌はまたもや激震。ジョアン監督辞任(?)のニュース。

まあ、コンサドーレ札幌
北海道という地域、サッカーというスポーツは根付いたものではありませんでした。
高校サッカーで、全国的に有名なのは室蘭大谷ぐらいか。
で、東芝が札幌にきてくれた。

今は、サッカーというスポーツが普通に根付く事に時間をかけるべきときでしょう。
私の母は静岡県藤枝出身ですが、その親戚を訪れると、Jリーグに入る高校生が
普通に同級生という環境があるのですねえ。

日本がW杯で優勝するのには、まだまだというか、私が生きている間にあるかどう
か。まあ、オランダも、ポルトガルも優勝していないのだから。

その時のチーム、選手の力だけがそのチームのサッカーの力ではないのでしょう。
伝統というか、歴史というか、指導者とかOBとかコミュニティとか。
チームの外の環境とか、その地域のマスコミとか、スポンサーとか等々。

そういう所が、ここぞという所で韓国代表に勝てない日本代表という所かなあ。
今の実力では日本の方が上という錯覚は対戦するごとに幻想と感じてしまうものなあ。


それを、歴史がたかだか7年のコンサドーレ札幌の選手やフロント等に
押し付けるのはまだ早すぎる。

フロントや、監督もチームやマスコミもそしてサポーターもそういうすべてのもの
が育てながら、いや、自ら試行錯誤して育ちながら、前を進むべき。

借り物の監督や選手だけに頼るだけで。J1に安直に昇格することだけを
考えることはもうやめにしましょう。

J1に憧れることは良い。
でもJ1だけがすべてではない。
そもそも、北海道札幌において1万人の人間がサッカーの試合を見に行くという
行動を起こす。このこと自体が、96年以前では奇跡に近いことなのだから。


では、どうするか。
勝ちだけを要求することをやめようよ。
力不足なのは選手だけではないのだから。
昇格の可能性を追い求めることは、可能性がなくなった時点ですべてが無に
記すこととなりましょう。

サッカーのプロの試合を生で見ることができ得る贅沢な環境に感謝しよう。

J2を2位で初めてJ1に昇格を決めた年のこと。
厚別競技場から歩いて帰って居酒屋で来年は磐田や鹿島そして名古屋のピクシー
と戦える喜びに胸の高鳴りを押さえられなかったことを、思い出したいと。

で、岡田監督。
彼の監督としての特性は。
短いスパンで結果を出すことができ得る所にあると思う。
加茂監督の後に代表を引き継ぎ、予選を勝つ抜いたこと。
札幌をJ2で、圧倒的な数字で優勝した事。
そして就任してすぐ横浜Fマリノスを導いたこと。

でも、フランスW杯では研究し尽くされ全敗。
札幌でもJ1の第2ステージでは黒星街道まっしぐら。
「アイデアがなくなった」と敵前逃亡しました。

今回の横浜Fマリノスの第2ステージではどうでしょう。

現状を分析し、判りやすい意図を持って論理的に修正する。
選手も非常に判りやすいでしょう。そして実現可能な選択をします。
だから、結果を出しやすい。

まあ、敵から見ても、判りやすいのかもしれません。
ですから、代表でも札幌でもすぐに研究しつくされてしまった。

だからこそ、1年目に優勝するより、2年目に優勝したほうが楽だった。
なんて、発言を岡田監督はTVでしたのではと思います。