ウィルの復帰 - 一姫ニ太郎

を喜ばない札幌サポはいませんでしょう。
で、暴行で、解雇になったこと、新監督との相性が話題になっている昨今ですが。

私が気にしている事はただ一つであります。『ウィルはなぜに出て行ったのか』ということです。
『ウィルは舞戻ってきたのか』では無い事が、いまさらなんて思う人がほとんどですよね。

ウィルが前回、出て行ったのは、ほんとの所、金銭面だけだったのか。
という事が私の心配する部分なのですね。

札幌に在籍していた当時のウィルは、文字通り『俺王様』といわれるだけの存在感でした。
というより突出し過ぎていたと思います。
あの当時、ゴール前で、何度と無く俺王ウィルが3人いや2人いればなあ。
と思っていました。コーナーキックを蹴るウィル一号。ヘディングを決めるウィル2号。なんてです。

助走の無いフリーキックを蹴れば、俊輔より上（私の中で）。
でもいつも一人でプレーをしている印象がありました。エメルソンもそうでしたがねえ。

ウィルがコーナーキックを蹴れば、それを決める選手が札幌にいない。
パスの出し手になれば、それを受けるFWがいない。
ゴール前にいれば、パスを出してくれる選手がいない。

サッカーの快感ってマラドーナの神のようなプレーは別格として。
選手の此処のプレーの積み重ねというか、選手此処のプレーの連続性にあると思うのです。

翼くんには岬君がいましたよねえ。

そういう意味で、ウィルはサッカーをする上で札幌ではさほど楽しくはなかったのでは。
と勝手に想像しているわけです。横浜Fマリノスには、中村俊輔がいました。
彼なら、パスの受け手にも出し手にもなってくれる。
密かにウィルは俊輔との共同作業に夢を膨れましていたのではないのかなあ。
その後俊輔は欧州に旅立ってしまうし。ウィルは片思いに終わってしまったのでしょうか。
それがあの事件にもつながったのかなあ（これは何も知らない私の勝手な妄想に過ぎませんが）

来年、ウィルを文字通り、全ての面で孤立させてはいけないと思います。
そうすれば、1年間のレンタルではなく、別の道も開かれてくるでしょと。