一姫ニ太郎

長女K(4才)長男A太(3才)次男U太(4か月)を授かった50代お父さんの日常(2014年6月現在)

 広島戦BY広島ビックアーチ(3/3)録画放送を途中録画


昨日書いたとおり前半終了間際からと後半15分からの録画を今日見終わりました。
NHKも前半終了後にニュースをはさみ後半のはじめ15分をぶった切るとはねえ。
結果は1対5の文字通りぐうの音もないほどの完敗であります。
で、昨年からの連敗は引き分けを挟んでの6に更新中と相成りました。
最後に勝ったのはくしくも、昨年厚別でやった広島戦だったのですねえ。
スコアは4対2で札幌に勝ち。


上村が後半頭に包帯を巻き、後方からのロングボールを前線に、
配球しまくっていたのを思い出します。
その活躍もむなしく広島が敗戦したのですが。
何で札幌が勝ったのか分からないという印象を持ったのも事実でした。
そう、広島の後半のサッカーに感銘を受けたのをでした。
で、今回は上村はいなかったのですが、その攻撃の伝統(?)は残っていましたねえ。
後方から前線のロングボールに札幌DFは対処できません。
もう、3バックとか4バックという問題以前に、札幌の守備は昨年からボロボロであります。
昨年の最終戦、TVで聞こえた岡田元監督の怒号いや悲鳴にも聞こえた。
『下がるなああ』という言葉は今も修正されていません。



柱谷監督が試合後のコメントとして『DFが怖がって下がり全体のバランスが崩れてしまった』
。ほんとに昨年と同じであります。
3バック、4バックのシステム論に逃げてはいけないと思います。
いくら選挙制度を変えた所で、それぞれのシステムに一長一短があるようにです。



で、その後方からのロングボール一本で自陣ゴール深くまで入られたら。
いかな洋平でもなす術はありません。
そのボールを好き勝手にあげられるのは守備陣の責任だけというのは酷な話で。
中盤にプレスがかかってない証拠であります。
そしてしまいにはサイドも破られる羽目にも陥ります。
でも不思議に人数だけは足りているDFが、ただズルズルと下がってほとんど。
フりーでシュートを打たせてしまう。
練習でもこうはうまく行かないと思えるほどのファインシュートの連続でありました。
ほんとにGOOD JOBです。
今日の試合は広島の攻撃をじっくり堪能させてもらい、現実をしばしば逃避させていただきました。
それにしても反則も黄紙も少ない試合でした。
特に札幌は相手との接触プレーを嫌がっていたのではと思えるほど。
ゴール前で相手との距離をとってわざわざボールを自由にさせています。
体をぶつけて邪魔をする鹿島の秋田や横浜Fの松田のような汚い。
いや泥臭い守備をする選手が全然いません。いや守備陣どころかMFにFWさえもです。
後半出てきた堀井が泥臭くピッチに転がりながら孤軍奮闘していたのが印象的でした。
DFの人数が足りてる場合でも。
4人いても1人にフリー同然でシュートを打たれてしまうのはあまりにも重症であります。
1対1で勝てない。怖い。で、ただ下がるのみ。
1人が勝負しに行って、もう1人がカバーリングに入るという守備ができていない。
まあ、無謀に突っ込めとはいいませんが。
DFが呆然と立ちすくみ、ボールを見送っている様に見えました。



TVのサッカー中継で私が最良と思えるのは選手の名前を連呼して、
試合のリズム感、スピード感、空気感を表現したものと思います。
それで思い出すのは『マラドーナマラドーナマラドーナ、マラドーーナアア』
で有名なあの5人抜きでありましょう。




98年頃の磐田や、小野と小笠原が中心のワールドユースアジア予選なんて。
解説がいらないくらいボールと選手が自由自在に動き回っていた物です。
で、今日のNHKの解説は元札幌の野々村さんです。
もろに札幌寄りで、日テレの巨人戦より偏りのある中継であります。
それなのに、札幌の選手の名前が全然出てこないのです。
サッカーの試合ではその選手がボールを持つだけで空気を換える存在感を。
自然と出す選手がいる物です。

昨日の札幌の選手にはそういう存在は残念ながら見当たりませんでした。
昨年でいえばウィルなんて存在感出しまくりだったでしょう。
翻って広島の選手はどうでしょう。
森崎兄弟に大木、久保、ビロングに藤本。
もうアナウンサーに連呼されまくりだった。
私の勉強不足で大木とビロングの名前は知りませんでしたが。
これで完全に覚えましたね。広島はこれに上村と服部が入ってきたらどうなるのでしょう。
もっと人気が出てもいいチームでありましょう。



たまに映る柱谷監督の落ち着きのないこと。
そして昨日も書いた額に皺を寄せる神経質そうな表情。
選手にも伝染しなければいいのですが。
いまやダイエーで名監督となった世界の王さん。
初めて巨人で監督をやった時のあの落ち着きのない態度ところころ変わる表情。
負けが込むと眉間を寄せるあの険しいお姿を連想してしまいました。



唯一の収穫は野々村さんの解説であります。
分かりやすく親しみやすくサッカーを噛み砕いて解説されていたと思います。
結構以外に(?)に弁が立つのですねえ。
それにしても髪を黒く染めていたのはNHKを意識されていたからなのでしょう。
忘れてたのではないけれど。山瀬が得点を取っています。
今年はいい意味でも、悪い意味でも(?)山瀬と札幌は心中かなあ。
早く一人前になれ山瀬選手。