トップ下に司令塔にファンタジスタ

これはもうサッカー界で絶滅種となりつつあります。
最後の絶滅種の一人と思えるバッジオがまた怪我をし引退を、
決意したとかしないとか。
あとは誰だろう、ルイコスタぐらいではないでしょうか？。
　
もう今のサッカーは中盤にスペースはないし、実質司令塔といえるポジションは
ボランチのポジションにまで下がっているでしょう。
だから、昔なら、ファンタジスタと呼ばれる選手が、
ＦＷをやる事が多いような気もします。
その中で中田も受難を受けている（？）。
まあ、中田はファンタジスタでは無いのでしょうけれど。
　
しかし、パルマ新監督の中田トップ下失格宣言の中身が動きすぎるのと、
ようは自分のポジションを離れての守備にあるとは、
中田もびっくりでありましょう。
引退直前のラモスのように、自分のエリアから離れず、
ほとんどの時間消えていても、試合を決めるプレーを一つ決まればいいのが、
司令塔というクラシカルな理由だったとは。

これだけボールと選手にスペースの無いサッカーの中で一人の選手が。
そういうことを許されていいものだとは到底思えない。
パルマは司令塔にすごい思い入れのあるチームなのかもしれません。
その思い込みに中田は負けつつあるのかもしれません。
だから、ミクーに負けたのではないでしょう。
昨年そのミクーも失格を宣言されていたのです。
その意味でルイコスタを取ろうとしたパルマの動きは理解できます。
でもその思い込みがチームを強くするとは思えないし。
トップ下を希望する中田もファンタジスタでは無かった。

あってほしいポジションだけれど、
現在はあくま幻想の中でのものだからファンタジスタと呼ばれるのでは
ないでしょうか。残念ですが。

ファンタジスティクなプレーをする選手はこれからも出るでしょうけれど、
存在自体がファンタジーな選手はバッジオで打ち留めなのかもしれません。