一姫ニ太郎

長女K(4才)長男A太(3才)次男U太(4か月)を授かった50代お父さんの日常(2014年6月現在)

品格と破格と心技体

ショートプログラム浅田真央さんが演技を終わった後のキムヨナさんの表情と。
フリーでキムヨナさんの演技が終わった後の浅田真央さんの表情と。
 
浅田真央さんのショートプログラムの点数を知りたくなかったが、きちんと確認していてあの演技をしたキムヨナさんと。
キムヨナさんのフリーの演技の得点がどうだったか確認していないけれど、歓声で状況を把握していた浅田真央さんと。

何度も書くけれど、シュートプログラムで浅田真央さんの演技の後のキムヨナさんのあのふっと笑ったように見えるあの表情が忘れられないなあ。
技術以上に精神のスタミナに驚かされたと言えるでしょう。

そういう破格の人でなければ、金メダルは取れないのかなあ。
もちろん、キムヨナさんのフリーの演技の後の表情は19才の女性のものであったと言えるのだけれど。

浅田真央さんも、安藤美姫さんも、スケートの技術も精神力も並大抵の人ではないことは、垣間見えるのだけれど。
一方で、普通の若い年相応の10代20代の女性と思えるかわいらしさが垣間見えるところが、微笑ましく思えてしまうのは私だけかなあ。

キムヨナさんの破格と思える精神力なのか胆力なのかどうか、わからないのだけれど。
そういうものを、私自身、凄いとは思うのだけれど、それを受け入れる気はしないのですね。
韓国という国家が総力を挙げて作りあげた結晶というか、そういう風に思えてしまうのですね。

キムヨナさんが、ジャンプの練習にロープを使ってジャンプの練習をする映像が出ていたけれど。
キムヨナさんが暗いリンクに一人練習していたように私は見えた(勝手な妄想かもしれないけれど)。

キムヨナさんの演技は本当に凄かった。キムヨナさんを貶めるためにこのエントリーを書いているわけではありません。

ショーンホワイトという選手はもの凄い賞金を稼いでるらしい。
彼にいわゆる品格はあるのだろうか。たぶん品格というものが必要でないほど、技術が卓越しているのではないかなあ。
技術が卓越していれば、もしかして余裕が生まれるのかも。

心技体の心に比重を置くというのは技と体に破格なものが生まれてこないからなのかもしれません。
いや、技と体が破格な人を生み出さないようにしているのかも。

心技体ではなくて体技心だと思うのですが。

10代20代で心も充実できるほどの人材が一杯生まれてくるわけもないだろうって思うのですね。
心を磨くなんて、一生かかってもできることではないのだから。

久しぶりの書きもので、朝青竜さんとか国母さんとか浅田真央さんのことが絡み合ってしまいました。


日本のメダルの少なさは、もしかして豊かさの証明かなあって思うのですよ。
どんなスポーツにもエントリーできて、オリンピックを狙うことができる社会って良いのではないかなあって。
それがメダルに到達できるわけではなくっても、それはそれで良いのではないかなあ。
もちろん、取れたらとてもうれしいのだけれどね。
たぶん、破格の人が身近に存在することを、実は許容していない社会ではないかなあって思うのです。

キムヨナさんは凄いし、きれいだなって思うけれど。
北海道の表現でいうと『めんこい』感じはしないなあって。

浅田真央さんはまだまだ伸びしろがあると思うなあ。
トリプルアクセル+3回転の連続ジャンプを完成させれば文句なしでしょうよ。
キムヨナさんは完成されつくしている感じがします。
4年後の浅田真央さんのライバルは、アメリカ代表で4位に入った長洲未来さんではないでしょうか。
日本人を両親に持つ長洲未来さんではありますが、醸し出すオーラは日本人が到底出し得るものではない。そんな気がします。


安藤美姫さんは4回転の呪縛から逃れると、体の中に情熱をため込んでいく演技を見せてくれました。
浅田真央さんも若いのに、あのおとなし目の音楽を選んでいるということは、そういう方向性なのかなあ。

恩田さんとか、中野さんとか8位入賞した鈴木さんのような情熱を発散するタイプがトップには立たないなのかなあって思います。
そこら辺は不利なのかもしれませんって思いますね。