蹴球
蹴球ってそれほど面白いスポーツではないと思う。
点は入らないし、逆転もそれほどない。
ジャイアントキリングもそれほどない。
しかも、力の差がでにくい、わかりにくい。
得点差もあまりないし。
蹴球がアメリカで生まれたのなら。
多分、得点が取れやすいように、ルールを改正するだろう。
あるいは1発逆転ができうるようにも、するかもしれない。
でも、蹴球自体はそれほど面白くないとしても。
蹴球以外の何かを一杯持ち込むと俄然、面白くなる。
その一番大きなものがW杯だと思う。
政治をスポーツに持ち込むなという発言はある意味ナンセンスだと思う。
対国、対地方あるいは対宗教もあるかもしれない。
そういうものとかあらゆる物を抱え込んで見てこそ面白い。
だから、東京ダービーとかが成立する。
あるいは成立させたいと思っているのだろうから。
その中でゴール裏とサポーターという要素も蹴球ならではのもの。
勿論唯一無二のものではないだろうけれど。
そのゴール裏で多分私は魂の均衡を揺さぶられる事を期待し求めている。
平常心を失わなければ、誇りだとかそういう類の言葉を吐き出したりしないだろう。
恋人なり両親なりにも平素言わないようなことを平気でチームと選手に。
求めている、そんなある意味ねじれた空間なのかもしくは異空間なのか。
で、魂の均衡を揺さぶられる事を求めて期待しているだけでも駄目なんだろう。
そして実際の話、応援で勝たせることなんて多分できないと思う。
試合をするのは当然ながら選手だ。
でも、何かをしなければと思う、そういう不条理な世界に身をおくこと。
自己満足なのかもしれない、陶酔なのかもしれないな。
書いていて本当にどんどん変な方向に走り出しているような気もするのだけれど。
じゃあ、こういう平衡感覚を失っている時に。
人間はどういうことをしでかすか。
気が大きくなったり、個人ではやらなかったりすることしてしまうかもしれない。
甲府戦の前半にてあまりの赤黒チームの駄目駄目加減に切れて。
私は甲府が強かったと思っていますが。
多分、平静なら出さないようなとんでもない声で野次を飛ばしている女性がいた。
思わず顔を見てしまったが、いつも静かな佇まいで試合前から並んでいる女性。
声を交わしたことは一度もありませんが必ず試合前から来る人でありました。
ゴール裏にいるからといって特別な人間でない。
まして赤黒のゴール裏のウルトラスという集団の場合においては。
どこまでがウルトラスかは、はっきりとしていないと思う。
黒いTシャツを着ている人という区別はあるだろうけれど。
それ以外の人も着ているようだし。
ウルトラスは来るものは拒まずの主義のようだし。
一度、場所取りのため私が競技場内を走って(本当は駄目なんだけれど)。
場所取りをしたときに一区画間違って、ウルトラスのど真ん中に。
気づいた時には遅かったのですが。他に移ろうにも、もう場所がなく。
相棒が到着した時にまずいかもと相談して抜け出そうかと思ったのだけれど。
試合終了後まで応援したことがあった。
誰にも注意されませんでしたが。
勿論90分間のほとんどサルトしコールしたのはいつもの通りでしたが。
ゴール裏ほぼ中央近くに普段はいるのだけれど。
女性が多いし、子供連れとか。
まして子供を抱っこしながら応援しているある意味、兵の女性もいる。
女性のほうがサルトしているのだなあ。
多分スタミナが男性より上なんだろう。
何を書きたいんだか、どうもまとまりがつかなくなってきましたが。
だからといって、何をやっても良いということではないのは当たり前。
強くて勝って、そして内容もすばらしい蹴球をすれば。
観客もどんどん入ってという風になる。
それだけでは何かが足りない、そんな気がするのです。
その何かが、バランスを崩すこと、非日常なんだと思う。
プロスポーツの先達であるプロ野球において。
巨人軍より強くてすばらしいチームは幾チームもあったと思う。
でも結果的に成立したチームは少ない。
強くてすばらしい蹴球をする事のどちらも成立させていないわが赤黒チームを。
応援している人間の言うことでは説得力はないのでしょうが。
わが厚別なり札幌ドームで事件なりが起こるとしたら。
勝手な妄想話を拡大して続けますが。
アウエーゴール裏でのアウエードールズの応援集団だろう。
すぐ横にアウエーサポのいる中。試合前限定ではありますが。
アウエーサポの横なり近くでコンサドールズの踊りに合わせて集団で踊り始める。
勿論、これを否定しているわけではなく。
皆さん楽しんでいらして。
その様子をアウエーサポの皆さんも楽しげに見てくれている。
でもその無邪気さをこのやろうと思う人もいるかもしれない。
勝手に想像力を引き伸ばしていますが。
蹴球の魅力は危うさにあると思うので。
勿論、危険な行為や暴力を認めないのは当然のことですが。
そのことを認識しているかいないかがとても大きな事だと思うです。
ああ、駄目だ少々てんこ盛りにしすぎたかな。
とりあえず此処で強制終了。
私のキャパを超えたようだけれど。
とりあえずかけることを書いてみた。
全然脈絡もなくなったけれど。