一姫ニ太郎

長女K(4才)長男A太(3才)次男U太(4か月)を授かった50代お父さんの日常(2014年6月現在)

中田英寿はピリ辛ポテトサラダ

中田英寿って選手は私にとっていろいろ妄想を膨らませる素材として。
最高のメインデッシュだなあと思います。

自己主張が多いようで献身的で。
自分勝手なようで、代表とクラブとの行き来で金属疲労しているように。

中田英寿がファンタジスタではないばかりか司令塔ですらなく、
副官に過ぎないという続編。

Jドリームという漫画の続編で飛翔編と言うのがあります。
いまでも、ブックオフで十分立ち読みできますが。

主人公の赤星は,ファンタジスタで司令塔でキャプテンで監督(?)すらも、
兼ね備えたスーパーな存在ですが。

彼が日本代表というチームを作る(?)過程で。

順不同ではありますが。
まずは高さのあるポストも出来うるFWを見出し。
技術に難のあるスピードのFWを高校サッカーから見出し。
フリーキックの名手兼ドリブラー兼セカンドアタッカーのMFを。
そして高さと強さのある知性のDFとGKを探し出した所で。

このチームにはまだ足りないものがあると言い出して。

幕の内弁当を例にだして、エビフライかいろんな物が入っているのだけれど。
ポテトサラダがこのチームにはないなあというわけです。

自己主張もせず目立たないけれど、いないと困る。
潤滑油的な選手というか、相手チームにとって嫌な選手という事で。
その選手が中盤の底で攻撃の芽をつぶす役目を担うわけですが。

高さのFWとスピードのFWと。
パサーにドリブラーにセカンドアタッカーのうち2つ以上の組み合わせのMF。
そして、高さと強さと知性の二つ以上の組み合わせのDF。
そしてGK。
というのがまずは分りやすい選手の集め方だと思う。
そして労働者タイプの汗っかきもいて。
ポテトサラダがいればチームは機能しだすのかなあと。


で、中田英寿は副官でもありながら。
本質はポテトサラダなんだなあと。
個々ばらばらなチームを有機的に結びつける存在で。
但し、物静かなポテトサラ的な柳本(漫画での名前)選手とは大きく違い。
自己主張もし、チームも鼓舞する激ピリ辛ポテトサラダなんだなあと。

中田英寿自身だけでは、なにもでき得ない。
彼をポテトサラダとして使おうとするチームと監督に。
共通認識がないと、潤滑油所か、無用の長物と化してしまうことは。
前にも書いた通りですね。

だからこそ、日本代表で彼はコミュニケ−シュンの重要性を解くのだろう。
それがなければ、彼のいる意味はないし、彼自身が機能しないのだから。

パズルでいえば、最初(一番大事な存在)ではなく。
最後の最後に埋める存在なのに。
日本代表で、なくてはならない存在として認識されていることが。
中田英寿の二面性というか多重性を感じるところかなあ。

まあ、中村俊輔か、小野。
さっさと実績で中田英を大きく抜きさって欲しいなあと思うのですね。
そうすれば、このねじれ構造から脱却できるのですが。

中田英の実績も先人の奥寺さんを超えるものではないでしょう。
ドイツブンデスリーガのベルダブレーメン
あの頃の欧州のトップリーグで優勝を争うチームの。
不動のDF、東洋のコンピューターとして名を馳せた奥寺康彦選手と比べると。
不動のレギュラーとして活躍したのはペルージャのみで。
強豪チームではレギュラーは取れなかったのだから。

爆発的なプレーを持って自己主張する個が多数いて。
お互いが、自分勝手に意見を押し付けていく中で。
自己主張の闘いの中でそれぞれがいつのまにか接点を見出す。
ブラジルのイメージそのもの(私にとってのですが)
経過の美しさなんてどうでも良くて結果が出ればそれが全てとなる。
実の所、こういう闘いには慣れっこなので。
分かり合えると、個と個との結びつきが融合するのが意外に素早いのかも。



ある一つの理想があって。それを実現するためにお互いが。
建設的な意見を持ち寄って。
美しく、自然な流れがとても大事で。
例え、良い結果がでなくとも、経過がきちんとしていれば。
いずれ良い結果がついてくると信じること。
個と個の結びつきが素早そうで、意外に時間が必要とされる。
だって、想定されうる同じ場面は2度訪れないのだから。
杓子定規で応用が利かないのかも。
それに、自分という個を隠して闘うことを余儀なくされるからかなあ。

組織の作り方が二つあるとしたら。
後者は日本だろうなあ。
その象徴として中田英寿がいるのかも。
自己主張の仕方、出し方が実の所、メイドインジャパンなのかも知れないと。

日本では自己主張の化身といわれる中田英が。
イタリアではある部分で寡黙な侍といわれるの所以を書こうとして。
またもや。。。。。


ジーコを見ていると。
負けず嫌いなだけではないかなあ。
サッカに対しての理想とかないんじゃないかなあ。

皇帝ラインハルトそのものだなあと。
そのときそのときの勝ち負けにこだわる所が。
実は戦略家として生き抜いたラインハルトは大戦術家だったのではないかなあ。

戦術家として限定された闘いを余儀なくされたヤンには大きな理想があった。
彼こそ実は、戦略家だったとまったく逆のことを妄想してみました。

そうすると、ヤンの弟子、ユリアンはどうだろう。
戦術家のはず。
ヤンの弟子ながら、小ラインハルトといえるのかも。

トルシェは。
フラット3から想像するに、戦術家なんだろうけれど。
日本のマスコミへの戦い方を見ると案外戦略家だったりして。