ルーマニア戦後
日本版黄金の中盤を82年セレソンに例えるとしたら。
ジーコが中村、ソクラテスが中田英、ファルカンが小野、セレーゾが稲本。
なんて感じなんでしょうか。
そういえば、82年ブラジル代表のFWが誰だったかと言うと。
出てこないなあと言う所。実質的なFWはいなかった。
日立レイソルにいたカレッカが怪我をしていたのだっけ。
このFW不在(?)が後々効いてくるのですね。
中村にはシュート力がもう少し必要でしょう。
ソクラテスの姿勢の良いボールの持ち方は中田英と似た感じだし。
ローマの鷹と呼ばれたファルカンは小野というより、中田英という感じかなあ。
で、FWもMFもDF(?)と言う概念すら無かったあの82年セレソンを。
実現しようと本気でいるのなら、コンパクトだとかプレスだとか。
組織だとか戦術なんて、あるわけも無い事もジーコ自身が一番判っているのかも。
だって、ジーコとソクラテスのアイデアが全てだったように思えたのだから。
で、これを韓国相手にぶつけたとしても。
勝利の可能性数%です。
まあ、W杯出場国相手では3点取られるか、5点取られるかという現実が。
フランス大会のアルゼンチン戦にクロアチア戦。
惜敗と言う言葉でくくられています。あのトルコ戦も同じ事がいえますが。
消化不良の敗戦に。真の実力差が見えてこない不透明感を感じます。
格好をつけて、それなりのスコアにして負けを演じて見せても。
負けは負けなんだよなあ。
と言う所をはっきりさせて欲しいという気持ちもあるのですが。
怖い物見たさと言う所でしょうか。
まあ、ジーコは恐ろしい実験をしていると。
現代のサッカーのアンチテーゼとして。
日韓W杯は優勝したブラジルに、セネガルにトルコと韓国の大会だった。
そしてアルゼンチンとフランスの敗退があった。
でも、日本の印象はどうだったかと言うと。
あまりインパクトがあったとは思えない。
現実的な数値目標が無い今度のドイツ大会こそ。
バランスを考えずに、何かに特化して戦える位置と時期にきていると思う。
どう考えても2時予選突破なんて目標は、目標とはなり得ないのだから。
まあ、その前にアジア予選突破の方が心配なのは言うまでも無いのですが。
で、ジーコ監督は高くて強くて賢いセンターバックとを必要としているでしょう。
水戸のトゥーリオ(戦莉王)は確実に代表に呼ばれるだろうなあ。
五輪と代表との攻めぎあいになるのかも知れません。
そしてレッズのエメルソンが帰化して、代表入りできうるなら。(??)
かなりの不安要素が無くなる事でしょう。
アウエーで、先に得点を許し。
その後、同点にする事ができ得る。
試合自体も、中田英中村の技巧も見れました。
後は、藤田も黄金の中に入れる気は無いのかなあと。
出なければ、FWでも良いですよ。