引き続き岡田監督 意図と修正
あの銀縁の眼鏡の印象もあいまって。
冷静で、知的で、論理的な人柄だなあと。
NHKでの解説も監督の時の試合後もコメントも。
試合をどういう意図で戦おうとしたか。
そして悪いところをどう修正をしようとしたか。
誰にでもわかるように、起承転結を踏まえて話す事もできる。
岡田監督のコメントでのキーワードは意図と修正でしょう。
そして、岡ちゃんと呼ばれる親しみやすさも同居しています。
でも、私はそれ以外にも隠された部分を感じてしまう。
その事例として。
一つ目は、ドーハの悲劇。
カズが抜かれ、松並が呆然と見送り、ピッチの外のゴンが泣き崩れたとき。
解説の岡田サンが辺りをはばからず、号泣したような。
(私の記憶違いの可能性もあるのですが)
二つ目は、季節が流れ、札幌の監督に就任。
J2優勝しJ1に昇格したシーズンの第2ステージ。
J1の壁は厚く、黒星街道まっしぐら。
で、「アイデアがなくなった」と辞任を発表。
札幌ドームでの最終戦の後半。
次第に攻めまくられ、札幌DFがずるずると引き始め。
まさに、引きこもり状態、でくの坊状態に陥ったとき。
TVから怒号が「下がるなあ」
岡田監督の声でした。
いつものような、理知的なものではありませんでした。
あれが、最初で最後の岡田監督の真の生の声だったのなあと。
現役時代、技術というより、気力でDFをしていたと聞いたことがあります。
で、多分、瞬間湯沸し機の部分を、隠しているのだろうなあというのが
私の岡田監督像であります。