宮の沢『白い恋人』サッカー場

北海道でのお土産に『白い恋人』で有名な石屋製菓。
ユニフォームに燦然と輝く同じく『白い恋人』。

石屋製菓の社長がベンチに座り、札幌の練習風景を見ていたのか。
平日にも関わらず多分１００名は下らない観戦していた人達を見ていたのか。

コンサドーレ札幌には、すばらしい練習場があるのです。
札幌ドームや厚別競技場からはかなり離れてはいるけれど。
今年はサテライトの試合も此処でするようです。
チケットの発売もあるようです。私は残念ながらサテライトの試合を見にはいけない。
平日の練習を見に行く事で我慢をしましょう。

で、今日はお休み。宮の沢にて練習が１４時にありました。
札幌市内は雪も解けて、日差しもぽかぽか。絶好の練習観戦日和です。

練習内容は、まずはゴール前での文字通りのワン−ツーパス交換。
シュートを打つ事は練習には入っていなかった模様ですが。
ウィルだけは３本に１度はゴールめがけてシュートを軽く打っていました。
３試合出場停止にゴールへの飢餓感を感じましたね。

その後は、紅白試合。
レギュラーチーム（？）と控えチーム（？）の練習試合。
結果は１対０のレギュラーチームの勝ち。

といっても、普段レギュラーの選手が控えチームに入っている模様。
昨日書いたとおり、チーム構成に大幅な変更があることは事実であるようです。

曽田を中心にしたDF陣には、何の練習にもならない、なにせ守る事が無かった。
センターラインでボールをまわすのみ、ようは攻撃陣が攻めぱっなしだったからです。

攻撃陣、押し上げて攻めっぱなし。数的有利を生かしてボールを奪い、ブラジル
人トリオにボールを預けるも、シュート自体が少なかった。
攻撃の練習にも守備の練習にもならなかったと思いました。

だって、今の札幌は守備が押し込まれる事もなく、攻撃しつづける試合は無いでしょう。
控えチームも速攻さえできないのだから、曽田が慌てる場面もない。
ほんとにこの布陣で次節戦うのかなあ。

まあ、ウィルがはいる事で、前線でのキープ力が大幅に増す事は事実です。
そしてブラジル人トリオのコンビプレーの意識もかすかに見えていました。
いまさら、組織だった守備を作ろうとしても間に合わないし、できないでしょう。

だったら、ここ数年の守備の破綻の意識を頭の中から追い出せない旧守備陣を、
お払い箱にして、真っ白な選手達を起用する事も間違いでは無いのでしょう。
どちらにしてもザルな守備陣。でもウィルが戻ってくる事だけに全てを託す。
こういった所が現実なんでしょう。

練習試合を止める場面が何度かありました。
ゴール前でのセットプレーの場面です。
何度も同じ位置で、やり直しがありました。
攻撃側のも守備側のもです。

札幌にとって、セットプレーからの得点と失点が全てのカギだからです。
セットプレーからの失点。そして失点の後、点を取りに行って。
逆襲速攻を食らうのが今の札幌です。
得点の匂いもセットプレーから以外からは今の所感じませんし。

セットプレーの場面。
ホベルッチとウィルが順番にフリーキックを打っていました。
ボールを横に出してのプレー−もありました。
どちらも直接決めるシーンはありませんでしたが。

最初のゴール前で反則があり、フリーキックを打つ場面。
ホベルッチとウィルが仁王立ちした場面は少々どきどきしました。
どちらが打つのかなあと。
ホベルッチが放ったので、やはり元セレソンの肩書きは強いのか。
なんて、いろいろ想像していたら。

また、笛が鳴り、また同じ位置にボールが置かれ、またホベルッチが打つ。
その後、ウィルが同じ位置で放ちました。

練習試合も終了、センターサークル付近で、誰か選手が倒れています。
かなり長い時間、その周りの輪が崩れませんでした。
誰だか、確認できなかったので、心配です。

その後、ウィルと数人でのフリーキックの練習がありました。
ちなみにウィルはあまり調子よくなかった模様。
そして、ゴールには、今日レギュラーチームでゴールを守った藤ヶ谷が。
GKコーチもマザロッピ（？）と立ち位置からもろもろ指導を受けていた模様。

札幌ドームだと、選手間の掛け声、コーチングの生声を聞こえることがありません。
それを聞けた事が、新鮮で印象的だった。

曽田が取材を受けていました。かなりの人数からです。
ありゃあ、ヤンキースの松井並といったら、大げさでしょうが。
確かに、FW出身の曽田が、守備崩壊の救世主として脚光（？）を浴びているのかなあ。
今だけだけれど。

ウィルとベット、ホベルッチがどれだけ前線でボールキープできうるか。
次節の見所はそれのみ。それが瓦解したときの事はあえて考えません。
最終ラインにボールが行ったら、目をつぶるしかないでしょう。
１対１で、勝てる選手は日本人では今野しかいません。
五輪予選で今野が召集されたら、ますますブラジル人トリオにおんぶに抱っこだなあ。

暖かい日差しの中、かなり贅沢な時間をすごしてきた午後でした。
宮の沢を訪れたのは２回目。前回は練習が終わった後でしたので。
今回が宮の沢日記第１回という所でした。

練習の途中で、私の前を二つの報道陣が陣取りました。
HBC（TBS系）とSTV(日テレ系）です。TVカメラで練習風景を写していました。
どこで使うのでしょうか。

春休みとはいえ、平日の午後にこれだけの応援が集まるなんて。
みんな、物好きが過ぎますなあ。