一姫ニ太郎

長女K(4才)長男A太(3才)次男U太(4か月)を授かった50代お父さんの日常(2014年6月現在)

スポーツ業界とノーベル賞


ノーベル賞なんて物は基本的に一般の人には関係のない物ですよね。
それをありがたる人は、もらった本人とそれにかかわる業界の人たちでしょう。

それと同じように、プロ野球においての個人タイトルも。
それを獲得した本人とその業界に関わる人達のものであると思います。

個人タイトル争いは現状、ファンやマスコミのために存在していない。
と言っていいと思います。
だって毎年優勝が決まった後のTV放送の無さといったら。
折角セとパと三冠王が生まれそうなのに。
しかもカブレラの場合はホームラン新記録のおまけつきなのに。
TV放送はあるのでしょうか。
まあ、毎年パの優勝を決める試合も放送が無いのでどうという事ではないのですが。

日本人の生真面目さが、無益な個人タイトル争いを演じているのだと。
まあ、タイトル争いを演じている個人と監督を糾弾しても何も生まれません。

プロ野球において日本人の生真面目が唯一発揮されていない事があります。
攻撃が後攻のチームが勝っている場合においてです。
その場合にのみ、9回裏の攻撃なされないで試合は終わります。

試合は勝ち負けを当然決まるためになされます。
試合の勝ち負けが決まっているのに試合を続行しても意味ありませんよね。
でもそれと同じことが日本のプロ野球で毎年行われているのです。

ペナントレースは、何のために行われているのでしょうか。
優勝チームを決めるためにです。
何も個人タイトルを決めるために行われているのではありません。
今年の場合、巨人の優勝が決まった瞬間にペナントレースは終了していいはずです。
その後試合を行っても結果は覆されないのですから。

そうすると、不公平だという生真面目な声が聞こえてきそうです。
松井(巨人)の試合数は例えば130試合で。
留(名古屋)の試合数は125試合という事が起こりうるからです。

でも先ほど、9回裏の攻撃が行われない事を言及いたしました。
生真面目さが必要なら9回裏の攻撃も行えばいいのですよね。

敬遠とか試合を休むとか、スタメンにのみ名前を連なるだけの行為を。
見ないですむにはこれしか方法はありません。

日本のあらゆる社会に業界があるように、スポーツ界にも業界はあるのです。
それを責める行為は間違っていると思います。
取る選手に取らせる監督もタイトルを取るチャンスは。
滅多には巡ってこないことを理解しています。
義理と人情に弱い、今も昔も変わらない我々日本人なのですから。


なんかなあ、ノーベル賞を取るほどの偉業を達成している人達の事を。
日本人自身が一番知らない。
いや知らさせていない事に何か、違和感を感じますね。
そしてノーベル賞を取った瞬間に。
全ての事が今までと変わっていく事に受賞者本人もびっくりしている事でしょう。
日本人は日本人自身を称える事はできないのでしょうか?。

オリックスイチローの事を私達は知ってはいました。
でもそのプレーの躍動感を日本で見る事はほとんど無かったし。
報道でも、断片的にしか知る事ができなかった。

私達日本人はイチローがアメリカに渡ってくれたおかげで。
日常的に見る事ができる。
イチローがそのまま日本にいたら。
首位打者を連続して取っていることしか知らなかったでしょう。

そういう意味では松井はメジャーに行く必要は無いのかもしれません。
毎日いやというほど見ていますもの。
大阪の中村はそういう意味では絶対行く必要があるかもなあ