一姫ニ太郎

長女K(4才)長男A太(3才)次男U太(4か月)を授かった50代お父さんの日常(2014年6月現在)

このまま今季のパルマのようになるのか、札幌


監督も変わりチームの中心選手を手放し、
新入団のスター選手(中田=ロブソン)を中心にチーム作りをするも機能せず。
末は監督の挿げ替えをはじめれば、チームの転落の始まりですね。
シーズンは始まってからどれだけの修正が可能なのか?。
現在のパルマを見ていても分るものです。
 もう一つの例として、今の柱谷監督の状態は、
仙台躍進の原動力10番岩本輝が日本代表の10番だった事を覚えている人にはわかるはず。
そう、オフトの後を受け短命だったファルカン日本代表監督と同じ境遇でしょう。
監督のサッカー観とチームコンセプトを理解し実行できる選手、
サポーターはあの頃の日本には誰もいなかったのです。
その頃の柱谷哲二選手も理解できなかったと、後で述べています。高度すぎたのですね。

磐田戦の後半の始まる前に柱谷監督の選手へのアドバイスは『我慢すること』。
ううむ、ううむですよ。そしてこれからの2週間をかけて『修正をする』という。
修正をするということは、あくまでも出来上がった物を微調整することだと思うのですが、
今の札幌は修正しようも無い状態じゃないかなあと。
いやあ、突っ込みがいのあるコメントではあります。

昨年までの岡田札幌は1人のサッカー選手(ウィル)と2人の忍者と8人の守備陣という構成でした。
8人の守備陣が必死な思いで守備をし前線のウィルへボールを供給しウィルの個人技で点を取り。
そのこぼれ玉をニンジャ部隊の播戸と山瀬が処理をしていく。
やることを思い切り絞込み、やれる事しかしない、させないサッカー。
ある意味面白みの少ないサッカーでした。

今年の柱谷新監督は11人にサッカー選手である事を望んでいます。
此処にもうギャップが出てきます。まるで日本代表のようなことを臨んでいると思います。

此処でサッカー選手が11人であることを望むなんて当たり前だと言う突っ込みがありそうですね。
トルシエ日本代表を例にすると分かりやすいかなあ。
トルシエは11人のサッカー選手をそろえます。
例えば日本最強のDF、鹿島の秋田や、同じく最強のFW、磐田の中山は、
日本代表でのレギュラーに今まではなってません。
彼等は何かしらの必殺技特徴を持った選手ではあるけれど、スキル的には落ちる部分があるからです。
ボールを蹴る。ボールを止める。という基礎的な部分です。

だから経験値の高いベテラン選手をはずし、将来有望だけど、
経験の無い若手サッカー選手を柱谷新監督は使い続けるのです。
あくまで志の高いサッカーを目指してです。
柱谷監督の目指す所を私はこれまで言ってきたように間違いだとは思いません。
そして実現した時にはスペクタルなサッカーが札幌でも見れることでしょう。

しかしながら開幕3連敗をし得点1に失点10という最悪の状態のチームへの、
処方箋としての能力は?がつきます。
だって『我慢』ですものねえ。でもこれを新人監督に望むのはあくまで酷な話かなあと。

フロントも99年の岡田監督の初年度J2時代の苦い経験からこうなる可能性を、
予想できたはずです。でも敢て茨の道を柱谷監督と選んだのです。
まさか、少々の連敗で何がしの行動をとる事はないでしょうね。
私は今年のコンサドーレ札幌にはそれ相応な覚悟を持って応援する必要を感じています。