新潟戦 札幌ドーム

１３時半にイトヨーカド−で、サザエの必勝弁当が３００円引き。
お茶を加えて即決です。

で、アウエーB自由に向かいます。新潟サポがどれだけきているかが興味津々。
すでにオレンジ色に染まっておりました。浦和サポより多かったのでは。

でアウエーサポゾーンのすぐ横で、能天気に赤黒のレプリカを着て。
試合開始はもうすぐですが、必勝弁当に取り掛かります。
コンサドールズが踊っています。選手が入場してきます中、腹を満たします。

新潟から勝利をいただく必勝弁当の中身は『ぜんまい煮』。
５月の新潟の旬は山菜ということで山の幸をいただいて新潟を撃破と行きたい所。

ではありますが、今の札幌はそのような状況にはありません。
怪我人だけでチームが作れるそんな状況です。
野球の巨人と同じとはいえ戦力が違いすぎます。

ああ、それなのに、試合開始そうそう、DFの佐藤尽がピッチを離れます。
ああ、こりゃあ前途多難。

今日の笑い所は後半のファビーニョの藤ヶ谷との１対１。
ドフリー、もう思わず観念した所で、空振り、多分ピッチを蹴ったのでしょう。
スコアは０対０で、試合はどう転ぶか判らない状況だったので助かりました。

後は２点目場内アナウンスを間違った事。
ビタウのシュートではなくホベですねえ。

最後はは審判のきれっぷり。完璧に札幌よりです。
一番真っ先、試合に興奮したのが審判でしょう。後半は黄紙の嵐でした。
ホベルッチのフリーキックの後。札幌ゴール前で新潟の選手が倒されました。
ありゃあ、フリーキックだと思ったら，そのまま、流して札幌の速攻。
そして新潟ゴール前で反則。

そしてビタウのフリーキックにホベルッチが反応してボールを流し込んで２対０。
札幌はゲームをコントロールする事が下手なので大変大きな２点目でしたね。

それにしても、札幌ゴール裏の応援は盛り下がるなあ。
応援の語尾が全てにおいて下がるもの多い。呪文ばかりだし。
そしてその呪文を最後まで言う事を優先するし。
試合の状況とか、全然関係なしにやっているという感じに聞こえます。
何かBGMと同じだなあ。

対象的に新潟は、まず札幌よりトーンが高い。
試合状況にあわせて応援しています。選手個人名の連呼も多い。
札幌も呪文ばかりで選手名の連呼をなぜしなくなったのだろう。

選手が痛んでピッチに倒れこんでも札幌は呪文を続けるだけ。

新潟は即座に反応、選手名の連呼。
良いプレーにはすぐ反応し、試合の空気をともに味わっているように見えます。
そして何より楽しそう。応援は楽しい事が一番大事だと思うのです。

翻って札幌は何か暗い。あの呪文を延々と叫び続けるのは、結構きついので、
悲壮感漂うように聞こえるのはわかる気がします。何か、生真面目なんですね。
私がゴール裏を離れた理由はそんな所が原因です。
新潟サポの雰囲気を見て改めてそう思いました。

で、その暗い雰囲気が一転してはじけるのが後半のホベルッチのフリーキックを、
蹴る直前からです。もう１点をゲットする予感ありありの空気に。
というより、ウィルのいない今、これしか点を取る事はありえない事が。
判っているのですね。

そしてそこでゴールにねじ込んでしまう札幌の１０番のすごさです。
ただ、前半にもホベルッチのシュートの機会はありました。
ホベはフリーキックは一流ですがシュートはからきし下手だと個人的に思っています。
前の８番ビジュ並にです。
だからこそ、２点目のほうが私にはうれしく感じますね。
しかも新加入のビタウのアシストだからうれしさ３倍ですね。

こうなると、いけいけどんどんとなるのが札幌ゴールの悪い所（？）。
うれしさ百倍で,たがが外れてしまいます。この応援は確かにすごい。
私もあの中にいれば、暴れまくりでしょう。

でも、後半残りわずか、２点というある意味、勝利を確信するゲーム。
相手GKがゴールキックに時間をかけてくれている状況で『早くやれ』と。
ブーイングはないでしょうよ。
時間を浪費してくれるのだから、もっと推奨しなければ。
そういう場面での遊びがほしいよなあ。

『ゆっくり』『落ち着いて』という応援ができなければ。
あるいは、敵をからかう、あしらう応援ができればなあ。
この試合は２点あるからいいのだけれど。
１点なら、慌てて点を取りに行き逆襲を食らう、ドーハの悲劇となりましょう。
昨年も１昨年もそれで懲りているはずなんだけどなあ。

試合当初から札幌は珍しく中央突破の攻撃を行います。
これは新加入のビタウ効果でしょう。
パスを相手ゴール前で自由にまわす札幌を久しぶりに見ました。
それが後半のホベのフリーキックに繋がっていくのですね。
途中、中央突破を止めてサイド攻撃も試みますが。
札幌FWは高さも動きの工夫もないので全然だめ。
相手ゴール前で反則をもらうプレーは半ばお約束としなければいけませんね。

で後は、いまやチーム一の人気物となった曽田。
傷をおい、頭に包帯をしてのプレー。
試合後ホベと曽田のコールは鳴り止みませでしたね。

で、新潟なんですけれど。
何か、札幌にとってですが、かみ合う感じがするチームですね。
人気チームです。監督も反町氏。勿論今年はJ1昇格を本気で考えているチームです。
だから、正攻法で戦ってくれる。

これで新潟には２連勝。だからといって新潟が弱い訳では決してないでしょう。

サッカーって、攻撃と守備が野球と違って別となっていない。
攻守は一体です、だからチーム力の強弱とは別に相性があるのではないかなあ。

札幌にとっては引かれ速攻狙いのチームの方がいやらしさを感じるでしょう。

今日の勝ちは今年の全てを握るものでした。
今日、負けていたら、未来はなかったでしょう。
ウィルも今野も砂川もそして森下を欠いた試合でJ2,２位の、強豪新潟に勝った。
何とか、J1への切符をかろうじて、保ったという所でありました。

帰りの地下鉄。
新潟サポの５０代の夫婦。
『ジンギスカン』に『寿司』に『蟹』に『ソフトクリーム』に『ラーメン』
そしてお土産のお話をしていましたが、まさか全てに挑戦したのでしょうか。
旦那さんがのりのりでしたが