パルマ対インテル

という事で、パルマでは中田は必要とされていないなあ。
というのが、久しぶりに見たフジTVでの地上波での映像からの印象。
あれだけの、日本のFWから見たら、めちゃくちゃといえるFWを要していたら、
その選手のプレーを優先させるだろう。そして得点という結果を出している。
で、中田がどれだけの得点を挙げているのか、一目瞭然ですな。

日本のFWがこういうプレーをしたら、非難轟々なのでしょう。
例えれば、柳沢がこういうプレーをして、シュートを外し続けたら。
どういう反応が出てくるのかなんて意地悪な設問を設けたくもなります。
まあ、柳沢選手がそういうプレーを選択するとも思えませんが。

で、中田は、黒子となり、精力的で献身的に無駄走りを行っているのですが。
ああ、この無駄走りというのは勿論いい意味であります。
無駄走りをしないチームといえば、わがコンサドーレ札幌が最たるものでしょう。
ボールをもっている選手以外、動かない事、山の如しなのですから。

ああ、中田の話でした。
で、ある意味、この黒子的な立場というのが、気に入らないと思っていられる方が、
多いのでしょうが、これが中田英の本質だと言い切ってしまいましょうか。

中田は主役になりたくないと本質的に思っていると。
中田が打つと思っていたフリーキックを中村に譲ったシーンなどその最たるもの
でしょうし、あのパルマの得点も、譲るなんて事はしないでしょう。

精神的な意味で、トップ下失格なのかなあと。
日本でのあるいはイタリアでの中田のイメージ。
もっと言うと、中田をバックアップしている集団が作り出そうとしているイメージ。

そういうあらゆるギャップに苦しんでいる感じがするなあ。

中田は、自らのプレーを正当に評価してくれない事を不満に思って、日本を出て行
ったと思うのですが。

中田を評価するものがサッカー以外の物とますますとなっているようです。
稼いだ金額は、ベッカムが１位に値するどうかは追いとくとして、中田がベスト
１０にはいるのはどう考えてもおかしいでしょう。

フジの放送も中田を応援するのいいのだけれど、実像と虚像のずれが、あまりに
大きいと、きつくなるよなあ。

中田は、使う選手じゃなくて、使われたがっている選手なのだなあと。
サイドに開いて、こないパスを待ち続けている中田をある意味かわいらしく、
思えてきました。

中田が、ボランチに入った時の日本代表が至上最強となるでしょう主義を、
唱える輩の妄想でありました。