一姫ニ太郎

長女K(4才)長男A太(3才)次男U太(4か月)を授かった50代お父さんの日常(2014年6月現在)

広島戦を終了して、札幌ドーム アウエーB自由

のんびりと13時すぐにドームに到着。
アウエーゴール裏を目指します。
広島サポのすぐ後ろに陣取り、試合を待ちます。

後で気づいたのですが、後ろではなく広島サポの中に陣取ってしまったようです。
まあ、広島サポの場所を表す仕切りの外ではあったのですが。

アウエーサポにもゴール裏で立って応援する人達と。
座って観戦する人達がいる事に初めて気がつきました。
立って応援する人たちはレプリカを着ているので、外から分かり易いです。
でも座っている人達はレプリカを着ていなかったもので。。。

後、私の4つ隣の席に、試合の様子をノート(?)に書き込みながら、
観戦しているお方もおられました。

で、コンサドールズの踊りの途中から、わがゴール裏の札幌サポは、
試合が待ちきれないのか応援を始めてしまいます。
コンサドーレズの踊りに合わせた観客の動きも昔と比べると少なくなったような。。。
メガフォンが、少なくなった事が影響しているのかなあ。
勿論室内のドームでメガフォンを叩くと。
とんでも無い騒音(?)となってしまうでしょう。
でも応援への参画に、メガフォンの果たした役割は大きかったのは。
間違いの無い事ですね。
96年頃は私もメガフォンを2つ壊しているのですから。


後半になってサンパイオが攻撃に参加してきました。
2度か3度くらいだったと思います。その数回のプレーで追加点をあげてしまうのです。

サンパイオが攻撃に参加して上がってくるプレーにはサッカーを感じました。
それは札幌には感じられない事です。
それはウィルや砂川がいなかっただけではありませんね。
だって札幌のプレーは数人のそう、せいぜい3,4人のプレーの連続性に過ぎないのです。

でも、広島は違いました。ボールのあわせて全員が連動して動き回ることができうる。
その最たるものが日本では磐田であり、世界ではレアルなのでしょう。

札幌の攻撃でパスが1本以上繋がること、皆無に近いです。
まあ、最終ラインでボールの出所がなく横パスをつなぐプレーは何度でも見れますが。

札幌の攻撃は砂川の突破力とセンタリング。ウィルのボール保持能力とシュート。
ホベルッチのフリーキックという個人の才覚のみに支えられています。

個人の能力を連動し増幅する事ができないのですね。


札幌はボールを持つ選手以外に動く選手がいない。
『クリエイティブな無駄走り』をできうる選手がいない。
これは毎日のようにサッカー観戦記を書き連ねている湯浅健二氏の言葉です。

ボールをウィルやホベルッチ、ベットに預けて好きにしてというプレーをしているうちは、
勝っても楽しいサッカーではない。
まあ、ブラジル人トリオと砂川の連携は楽しいのですが。

先発したFWは何をしているのか分からなかった。
前半の初めの頃、後方からのロングが届いていました。
何度か惜しいシーンがありました。
でもDFの裏をとる動きも、スペースを突く動きもなし。
ただ、DFの後ろにいるだけ、これではボールを取る事はできない。

後半、曽田がFWに。彼が変身するときにはもう、彼に合わせるだけの敵味方関係なしの、
ばればれの戦法ではあります。
でも彼のヘディングでとりあえずDFに勝ってボールには触るのですね。
その後は、技術がまだないから、どうしようもないのですが。

でも彼はゼスチャーで『こちらにほしい』『今ほしい』『左に』『右に』いうような。
意思表示はきちんとやっています。
DFとしてチームプレーをしているうちにも身に付けたのでしょうか。
堀井や新居には何もそういうものが無かったなあ。

後は、ベット。何か8番ビジュに見えました。
シュートはへぼいし、枠にいかない所は瓜二つです。

それに比べて森下の輝きはどうしたのでしょう。
こういうプレーができうるのですね。

試合終了して、選手達が挨拶行ったときのゴール裏。
ブーイングがあるわけでもなく、かといって声援が聞こえるわけでもない。
なにか奇妙な、いや微妙な空気が流れているように感じました。
選手をどう受け入れていいか、戸惑っているような。

サンパイオがするする上がってくる事を感じながら、
ボールが私のほうに近づいているのを札幌DFが何もできずに、
ああ、これはやられる、ああ、やられた。

この間の時間の長い事。ピッチをすべるようにあがるサンパイオ
そして2点目のとどめのゴール。湧き上がる広島サポ。

試合終了後。悔しさを感じ無かったのはなぜでしょう。

昨年J1を同じく降格してきたチームとして広島の独走を。
止められなかった札幌の罪は重いと思います。
2位狙いの混戦を制するチームは今のままでは札幌ではない事は確かです。


今野が、怪我、ああ。