一姫ニ太郎

長女K(4才)長男A太(3才)次男U太(4か月)を授かった50代お父さんの日常(2014年6月現在)

コンサドーレ札幌を信じている、愛している。

サポーターは、当然のように、この事を口のするわけです。
だからこそ、裏切った、裏切られたというような、感情が生まれてくる。
GKコーチ、ディドの退団、岡田監督の横浜Fマリノスへの監督就任報道等々。
そして、これから起こりうるであろう選手の移籍。

そのような時にこういう記事を目にしてしまいました。
『J2アビスパ福岡が選手を大量解雇 運営費縮小で』なんと16人の選手に戦力外通告
その中には、元日本代表ロペスの名前も。
確か何年か前にも大量解雇という手段を使った事を覚えています。
コンサドーレ札幌にもこういう寒く厳しいオフが待っているのだろうなあ。


Jリーグの選手の現役生活はどのくらいなのだろう。
キングカズ−やゴン中山のように30代に入っても活躍できうる選手は限られている。
プロ野球の選手の引退は平均すると30才前だと聞いた事があります。
サッカー選手は明らかにそれより早いでしょう。
そうすると、高校卒で入ってきて4,5年の現役生活としても25歳まで,
出来うるかどうかでありましょう。

そう、ほとんどの選手が1年に1年、勝負しているといっていい。
個々が短いサッカー選手としての日常に生きている。
そういう中で、チームを愛する事が出来るのかなあ
。僕がその当事者だったら、自分の事で頭がいっぱいでそれどころではないなあ。

でも、チームを愛せ、全力を尽くせ、やる気があるのかと、問われ続ける。
勿論プロなのだから当然なのだけれど。
一方我々も何かしらの仕事をしてお金をもらっているプロなわけで。
その所属する団体の事を愛しているのかと、毎日問われている人はまれでありましょう。

他チームから移籍してきた選手は札幌の観客の多さと暖かさについて言及しています。
でもねえ、『正直、うざったいなあ』って心の中で舌を出しているような気がします。
だって皆、去っていくのですもの、ふう。

J2の落ちて行くチームともに、サッカー選手生活を送るには時間が少なすぎる。
ディドも最終的には監督をする事がこれから目標でしょうし、
ある意味札幌での経歴が長すぎるたといえるでしょう。

道民がはじめて持てたプロ球団。コンサドーレ札幌。愛に飢えていた(?)我々が、
初めて持てた器です。
でもなあ、まっすぐにその感情をぶつけ続ける事に疲れたみたいと、
松山千春の『恋』みたいな事を感じているのですね。

高速スライダーで一世を風靡したヤクルトの伊藤智仁。90%ダウンで現役続行、
そして『野球がすきだから』というスポルトのインタビューに安堵感。

サッカーが好きだからという選手。サッカーを見るのが好きだからという自分はありかなあ。
でも、チームを愛する、愛せよという言葉にはどうも胡散臭さを感じてしまうひねくれ者。
何ですねえ。